脱毛の基礎知識
毛の構造と毛周期

人の体には、およそ500万本程度の毛が生えています。そのうち、目に見える毛は140万本前後といわれ、残りの毛は皮膚の中にあります。

まず、私たちが日常「毛」と呼んでいる、表皮から上の部分を「毛幹」といい(「毛穴」と呼んでいる、表皮のくぼみ部分を「毛孔」といいます。)、表皮より下の部分を「毛根」といいます。構造上は毛幹も毛根も同じものです。そして、毛根全体を「毛包」という組織が取り囲んでいます。

毛根の最下部を「毛球」、毛根の底のくぼみを「毛乳頭」、毛乳頭の上の部分を「毛母細胞」といいます。毛球では、 毛母細胞が活発に細胞分裂を繰り返し上方に移動することで、毛を成長させます。毛乳頭も、毛の発育に重要な部分で、神経や毛細血管が集中し、毛細血管から栄養を取り込み毛母細胞に栄養を送ることで毛を成長させます。毛母細胞は分裂(成長・角化)しうろこ状に伸び、毛孔から毛幹として現れます。そのため、何度毛を抜いても、毛球・毛乳頭及び毛包全体を破壊しない限り、毛は再び生えてくるのです。

毛周期とは、発毛と脱毛のサイクルのことで、 年齢や体質、部位によりサイクルの長さは異なりますが、およそ2ヶ月~1年の休止期を経て再生されます。

毛母細胞が分裂し成長している期間を「成長期」といいます。そして、毛球が縮小し毛母細胞の分裂が止まり、毛乳頭と毛母細胞が離れて毛が抜け落ちるまでの期間を「退行期」、毛乳頭が働きを止め脱毛し発毛を始めるまでの期間を「休止期」といいます。