脱毛の基礎知識
脱毛の歴史

脱毛の始まりは古代、紀元前3,000年~4,000年頃の地中海地方や古代オリエント時代といわれています。古代オリエントの女性は、「硫黄・石灰・でんぷん等を、水でのばしペースト状にした脱毛ワックスのようなもの」を使っていたそうです。

エジプトでは、紀元前1,500年頃には「油、蓮の葉、カバの脂肪などを原料とした脱毛ワックス」を、紀元前30年~40年頃には女王クレオパトラも脱毛剤を使っていたそうです。

19世紀に入ると、「肌に直接硫酸などの強い薬品を塗る」「毛を抜いた後の毛穴に汚れた針を刺し込む」等、永久脱毛を目的とした過激な脱毛方法が考案されましたが、永久脱毛の効果がないのは勿論のこと、肌を痛める結果となったようです。

1875年、ミズーリ州の眼科医チャールズ・E・ミッチェル博士は、逆睫の治療のため電気分解法をおこない、初めて永久脱毛の方法を開発しました。

1907年からの50年間、アメリカでは永久脱毛にX線が使われていましたが、肌トラブルを引き起こす例が後を絶たず、更に施術後10年以上たって皮膚癌を発症する例も多く、次第に減退していきました。

1986年、ハーバード大学皮膚科のロックス・アンダーソン博士は「選択的光熱凝固理論」を発表しました。この理論は、「色素顆粒に対してのみレーザー光を吸収させ発熱するよう光のパラメーターを最適化し、狙った部位に対してのみ光熱融解を起こすことができる」というものでした。この理論を基に様々な分野でレーザー治療の応用が進み、レーザー脱毛の研究も進展します。

それから10年後の1996年、前述のアンダーソン博士の協力のもと、LPIRというレーザー脱毛器が開発され、FDAの許認可を受け普及しました。

1997年、日本にもレーザー脱毛器が導入され、徐々に周知され今日に至ります。